南アフリカ・ヨハネスブルグで現地時間8月24日夜、習近平国家主席と南アフリカのラマポーザ大統領が共同議長を務める中国アフリカ首脳対話会合が開催された。新華社が伝えた。
アフリカ連合（AU）の輪番議長であるコモロのアザリ大統領、中国アフリカ協力フォーラムのアフリカ側共同議長国であるセネガルのサル大統領、アフリカの準地域機構の代表であるザンビアのヒチレマ大統領、ブルンジのンダイシミエ大統領、ジブチのゲレ大統領、コンゴ共和国のサスヌゲソ大統領、ナミビアのガインゴブ大統領、チャドのケブザボ首相、リビアのクーニー大統領評議会副議長、ナイジェリアのシェティマ副大統領、及びAU委員会のムチャンガ代表などが出席した。
南アフリカ・ヨハネスブルグで現地時間8月24日夜、習近平国家主席と南アフリカのラマポーザ大統領は中国アフリカ首脳対話の共同議長を務めた。習主席は「手を携えて現代化事業を推進し、中国とアフリカの素晴らしい未来を共に築こう」と題した基調演説を行った。（撮影・黄敬文）
習主席は「手を携えて現代化事業を推進し、中国とアフリカの素晴らしい未来を共に築こう」と題した基調演説を行い、次のように述べた。
アフリカにとってどのような発展の道が最もふさわしいかについては、アフリカの人々が最も発言権を持っている。統合の推進は、アフリカの国々と人々が自ら選んだ現代化の道だ。中国はそれを断固として支持し続けるとともに、アフリカの現代化の道のりにおいて同行者となることを望んでいる。中国は未来志向でアフリカの発展戦略との連携を強化し、アフリカが国際問題で一致した発言を行い、国際的地位を絶えず高めることを引き続き支持する。中国は、AUがG20の正式メンバーになることを積極的に後押しし、国連安保理改革の問題においてアフリカの声に優先的に対応する特別な取り決めを支持し、アフリカ諸国の発言権を高めるよう多国間金融機関に呼びかける。
次の段階における中国とアフリカの実務協力の強化、アフリカの統合と現代化へのサポートについて、3つの措置を打ち出したい。
（1）「アフリカ工業化支援イニシアティブ」の提唱。中国は中国の対アフリカ協力資源と企業の積極性を引き出し、アフリカの製造業発展を支援し、工業化と経済の多角化を実現する。中国アフリカ協力フォーラムの9つのプロジェクトの実施に合わせ、援助や投融資などの資源を工業化プロジェクトへ傾斜させていく。
（2）「中国のアフリカ農業現代化サポート計画」の実施。中国はアフリカの穀物栽培の拡大を支援し、中国企業に対アフリカ農業投資の拡大を促し、種苗業など農業科学技術における協力を強化し、アフリカの農業のモデル転換と高度化を後押しする。今年11月、中国は海南省で第2回中国アフリカ農業協力フォーラムを開催するとともに、援助を必要とする一部のアフリカ諸国に新たな緊急食糧援助を提供する。
（3）「中国アフリカ人材育成協力計画」の実施。中国は毎年アフリカの職業大学の学長と中堅教員を500人育成し、「中国語＋職業技能」の複合型人材を1万人育成し、アフリカ諸国の政府高官と技術人材2万人を研修やシンポジウムに招待する計画だ。アフリカの科学教育革新能力の向上を支援するため、中国は「中国アフリカ大学百校協力計画」を実施し、中国アフリカパートナーシップ研究所の10のテスト事業を始動する。
来年、我々は中国で中国アフリカ協力フォーラム会議を開催し、再び将来の発展の大計を共に話し合う。（編集NA）
会合前の集合写真（撮影・黄敬文）
「人民網日本語版」
